売上をあげるために必要な事ってなんだ

働いている方々の中に売り上げを上げる事を考えてない方は、いないのではないでしょうか。では売上をあげなければいけない理由とはなんでしょうか?なんとなく言われているからという方もいるかもしれませんが売上をあげて、利益を出していかないと商品の仕入れや販売促進や果てには社員雇用が行えなくなってしまいお店や事業、会社の存続に関わってきますし、そうなるとあなたの評価やお給料にも直接影響してきますよね。売上をあげることは、大げさに言うと、今より良く生きていくことになるのではないでしょうか。

 

では売上をあげる方法ってなんなのでしょうか。かなり漠然としていますが売り上げを上げる要因としては2種類あると思います。「いっぱいのお客様に買ってもらう」「お客様にいっぱい買ってもらう」というものではないでしょうか。上記からお客様主体で考えた時の売上を簡単な数学の公式のようなものに置きなおすと売上=客数×客単価になります。

 

 

さらにこの公式から客数を分解すると 客数=個人利用客数×リピート率

そしてもう一方の客単価も分解すると 客単価=商品単価×購買点数

という感じに客数や客単価はそれぞれ2つの別のものに分解できましたね。売上をあげるために必要な公式は以下

 

 

売上=個人利用客数×リピート率×商品単価×購買点数

 

 

「売上は全て掛け算である」ということが売上を上げていく中で重要な部分なのです。これから分かる事は、どれか1つでも数値を上げる事ができ、かつ他の3つを維持できれば売上があがるということになります。では実際に1つづつ見ていきましょう。

 

 

個人利用客数を増やすこと=新規集客であり、呼び込み、ポスティング、チラシ配り、SNS誘致、友達紹介、来店しやすい店舗作り、CMなどが考えられます。

 

リピート率を増やすこと=また来てもらうことであり、感じの良い接客、次回来店促進のクーポン、ポイント販促、商品告知、期間セールなどが考えられます。

 

商品単価を増やすこと=商品の値段そのものを上げるということであり、新製品の開発、値上げ、販路変更、出店方法変更などが考えられます。

 

購買点数を増やすこと=その時により多く買ってもらうことであり、複数購入割引、ポイント加算、店舗内回遊性向上、ついで買いの促進などが考えられます。

 

今度は実際に店舗を仮定したときに数字を置き換えていきましょう。

 

例:駅前居酒屋A店の『月間』売上

客数600組×客単価3000円=1,800,000円

1,800,000円=個人利用客数400組×リピート率1.5×商品単価300円×購買点数10点

 

ここから要因として、ポイントや次回来店促進クーポンを実施した結果リピート率が115%UPした時

個人利用客数400組×リピート率1.725×商品単価300円×購買点数10点=2,070,000円

実施前に比べて270,000円売上があがったという風に変化します。

 

少し小売業目線での記入になってしまいましたので、あてはまるお店そうでないお店もあるかとは思いますが、売上に悩まれたらまずこの4つのうちのどこが自店自社に足りないのかを考えて、少しづつ補うことが売上UPの近道になるかもしれません。